日々の暮らしの中で、自然環境の変化や災害のニュースに触れながら、「自分にも何かできることがあるのでは」と感じたことはありませんか。けれど実際に行動に移すのは簡単ではなく、時間や距離の制約、情報の不足など、さまざまな壁を感じる方も多いようです。
一方で、見えない場所で静かに社会を支えている人や活動があることも、あまり知られていないかもしれません。木を植え、森を守り、海をきれいにし、災害現場で泥をかき、地域の声に耳を傾ける――。こうした取り組みは、持続可能な社会の土台を築くうえで欠かせない力です。
この記事では、「持続可能な社会」の本当の意味を生活者の視点から捉え直し、日常と社会課題のつながり、そしてその支え方について紹介していきます。今すぐ現地に行けなくても、無理なく続けられる応援の形があることを、ぜひ知っていただけたらと思います。
持続可能な社会とは何かを見つめ直す
私たちが日々耳にするようになった「持続可能な社会」という言葉。その意味をあらためて問い直すと、未来に向けて無理なく続けられる社会のかたちを指します。資源の使い方、人と人との関係性、自然との付き合い方など、多くの要素が関わっています。単なる環境対策ではなく、経済や暮らしの仕組み、文化や教育とも深くつながっているのが特徴です。
環境・社会・経済のバランスが取れた仕組み
持続可能な社会とは、環境の保全だけでなく、社会の公正さや経済的な安定も同時に成り立たせることを目指しています。自然環境を守ることと、社会や経済の活動が対立するものではなく、調和しながら共存できる道を探るのが基本的な考え方です。たとえば、間伐や植林によって森林を再生することは、環境への配慮であると同時に、地域の雇用や災害対策にもつながります。
未来世代の視点から考える持続性
今ある資源や社会制度を、将来の世代にも引き継げるかどうか。その視点が、持続可能性の中核を担います。便利さや効率を優先するあまり、環境や人の暮らしに無理をさせる構造が続けば、将来の暮らしは成り立ちません。子どもたちが安心して暮らせる社会を築くには、今の私たちの行動が重要です。
SDGsが目指す具体的な方向性
国際的な指針であるSDGs(持続可能な開発目標)は、貧困や飢餓、教育、ジェンダー平等、気候変動、パートナーシップなど、幅広い課題を含んでいます。目標は17あり、それぞれが相互に関連しています。持続可能な社会を考えるうえでは、環境対策だけでなく、人権や地域づくり、平和のあり方なども含めて捉えることが求められています。
日常生活と持続可能な社会のつながり
持続可能な社会という言葉は、どこか遠い取り組みのように感じるかもしれません。しかし、私たちの日々の選択や行動が、環境や社会に与える影響は決して小さくありません。買い物の仕方やエネルギーの使い方、ごみの出し方など、身近な暮らしの中にも多くの接点があります。持続可能な社会づくりは、特別な人だけが取り組むものではなく、誰でも参加できるものです。
暮らしの中のエネルギーや資源消費
家庭で使用する電気や水道、ガスといったエネルギーは、日常の中で欠かせないものです。けれどその供給には、自然資源や多くの人の働きが関わっています。たとえば、電気を節約する、節水に努めるといった行動は、エネルギーの無駄を減らし、温室効果ガスの排出削減にもつながります。特別な知識がなくても、少しの意識の変化で社会全体への影響を与えることができます。
ごみとリサイクルの関係性
プラスチックや食品、衣類など、私たちは多くの「使い終えたもの」を日々排出しています。ごみの分別や再利用といったリサイクルの意識は、持続可能な資源循環を支えるための第一歩です。特に、海洋ごみの問題は深刻で、海に流れ着いたプラスチックは生態系に悪影響を及ぼします。海外では、こうしたごみを回収し、再利用につなげる地域活動も広がっています。
消費行動が環境に与える影響
商品を選ぶとき、その背景にある製造方法や原材料、生産地に目を向けることも、持続可能な社会への一歩です。たとえば、森林破壊に関与しない紙製品や、フェアトレード認証を受けた商品などは、環境や生産者への配慮がなされたものです。こうした選択は、購入者自身の意識を育てるだけでなく、企業や社会全体の流れを変えていく力にもなります。
災害と森林管理から考える防災のあり方
地震や台風、大雨など、自然災害が頻発する日本では、防災への意識が高まりつつあります。その一方で、災害の原因や被害を抑える方法については、意外と知られていない側面もあります。たとえば、森林の手入れ不足が土砂崩れや洪水の被害を大きくしてしまうこともあるのです。自然との関係を見直し、森林の管理を通して災害を防ぐという考え方が、今注目されています。
人工林の手入れが災害を防ぐ理由
日本の森林の多くは、人の手によって植えられたスギやヒノキなどの人工林です。これらの木々は、適切に間引き(間伐)を行わなければ、日光が入らず地面に草が生えず、根の張りも弱くなってしまいます。結果として、大雨の際に地盤が緩みやすくなり、土砂崩れなどの被害につながることがあります。適切な手入れがされていれば、森は雨水をしっかりと吸収し、災害のリスクを減らしてくれるのです。
間伐が生む多様な効果
間伐は防災の面だけでなく、森林の健全な成長を促し、生物多様性の回復にもつながります。また、光が差し込むことで林床植物が育ち、動物たちのすみかにもなります。木材としての利用価値も高まり、地域の産業振興にも役立ちます。つまり、間伐は環境保全と地域活性の両面から見ても、大切な役割を担っています。
地域と森林がつながるしくみ
森林の維持には、継続的な人の関わりが必要です。しかし現在は、林業の担い手不足や資金面の課題から、十分な手入れが行き届かない森も少なくありません。地域で森林と関わる仕組みをつくることで、地元の人々が自然と共に暮らす意識を持ち、防災にも貢献できるようになります。学校教育やボランティア活動などを通じた参加の場も、広がりつつあります。
植林と海洋掃除がもたらす地球環境への効果
自然環境の改善には、森や海といった大きな生態系を守る取り組みが欠かせません。中でも、木を植えることや海のごみを回収する活動は、一見地道な作業のように見えても、長期的には地球環境に大きな影響を与えます。植林と海洋掃除は、それぞれ異なるフィールドで行われていますが、いずれも持続可能な社会づくりに直接つながる行動です。
気候変動と森林再生の関係
森林は、大気中の二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の進行を抑える重要な役割を果たしています。特に、温暖化が進む中で、新たに木を植える「植林」は、自然の力を使った気候変動対策として注目されています。また、木が育つことで土壌が安定し、保水力も高まるため、洪水や干ばつといった自然災害の緩和にもつながります。植林地が広がれば、気候や地域の生態系への好影響が持続的に期待できます。
海洋プラスチック問題とその回収活動
バリ島をはじめとする東南アジアでは、海岸に大量のプラスチックごみが漂着しています。こうしたごみは海の生き物にとって深刻な脅威となり、食物連鎖や漁業資源にも影響を及ぼします。現地で行われている海洋掃除活動は、ただごみを拾うだけでなく、地元の人々や子どもたちと一緒に行うことで、環境意識を高める教育的な役割も担っています。海の環境を守るためには、回収だけでなく、意識を変えることも重要です。
活動を通じて生まれる地域や子どもたちへの影響
植林や海洋掃除の活動は、大人だけでなく子どもたちの参加も多く、自然とふれあう機会としても大切にされています。自らの手で木を植える、海のごみを拾うといった経験を通じて、子どもたちの中に「自然を大切にしたい」という気持ちが育まれていきます。また、地域社会の中で協力し合うことにより、世代や立場を超えたつながりも生まれています。こうした草の根の取り組みが、未来の地球を守る土台になっていきます。
持続可能な社会を支える「誰かの力」
社会の持続性を支える活動には、表立って見えにくいけれど欠かせない存在があります。災害時の支援、森の手入れ、海の清掃など、日々の暮らしでは目にする機会の少ない現場で、誰かが動いているからこそ、私たちの生活が守られているのです。持続可能な社会とは、こうした“見えない支え”によって成り立っている面があることも忘れてはいけません。
見えにくいけれど欠かせない支援活動
たとえば、災害が発生した直後、現地に駆けつけて泥をかき、壊れた家の片付けを手伝い、地域の人々とともに過ごすボランティアの存在があります。彼らの活動は目立つことはありませんが、被災地の復旧には欠かせません。また、間伐や植林、海の清掃といった作業も、見返りの少ない地道な取り組みです。けれどその積み重ねが、結果として大きな環境保全や人々の安心につながっていきます。
災害復興支援に関わる人の想い
災害現場で活動する人たちは、技術的な支援にとどまらず、被災した方々の心に寄り添うことも大切にしています。家の片付けを一緒に行い、話に耳を傾ける中で、少しずつ笑顔が戻ってくる。そうした場面に何度も立ち会ってきた経験が、多くの支援者の原動力になっています。支援とは、「助ける側・助けられる側」という一方的なものではなく、双方向の信頼関係の中で育まれていくものです。
支援の輪を広げるには
持続可能な社会を支える力を広げるには、「自分にもできることがある」と気づけるきっかけが大切です。現地での活動が難しい場合でも、定期的な寄付や情報のシェアなど、さまざまなかたちで関わることができます。また、支援の現場を知ることで、身近な人に伝えたり、新たな参加者が生まれたりと、小さな波が少しずつ広がっていきます。誰か一人の力ではなく、つながりによって支えられているのが持続可能な社会の特徴です。
MAKE HAPPYの活動と持続可能な社会への関わり
持続可能な社会を実現するには、日々の生活や行動の変化に加えて、地域や社会全体で取り組む継続的な活動も重要です。NPO法人MAKE HAPPYは、自然環境の保全と人のつながりを軸に、国内外でさまざまな取り組みを行っています。植林や間伐、災害復興支援、海洋清掃といった具体的な活動を通して、未来の地球を支える基盤づくりに貢献しています。
自然との共生を目指した植林と間伐
MAKE HAPPYでは、国内外での植林活動を通じて、自然の再生と地域の防災に取り組んでいます。木を植えることで、雨水の循環を助け、気候の安定や生態系の回復にもつながります。また、日本の人工林では間伐の重要性が高まっており、長年放置されてきた森林を人の手で手入れし、災害リスクを軽減することにもつなげています。こうした活動は単に木を植えるだけでなく、人と自然の関係を見直すきっかけにもなります。
災害支援を通じた地域とのつながり
災害復興支援部門「め組JAPAN」は、地震や水害などの被災地に迅速に駆けつけ、家の清掃や地域イベントの支援などを行っています。ただ物理的に助けるだけでなく、被災した方と一緒に過ごし、話を聞く時間を大切にしているのが特徴です。このような丁寧な関わりが、人々の心の再建にもつながっており、地域に希望や元気が生まれる場面も多く見られます。
インドネシアでの海洋清掃と未来への教育
海外では、インドネシア・バリ島での海洋清掃プロジェクトも実施されています。雨季には大量のごみが海に流れ込みますが、現地の子どもたちや住民と一緒に回収を行うことで、環境教育の場としても活用されています。この活動は、地域の環境を守るだけでなく、就労支援や地元の生活向上にもつながっており、環境と人をともに支える仕組みが少しずつ育っています。
ハッピーサポーターとしてできる支援のかたち
持続可能な社会を支えるには、現場で活動する人々と、それを支援する人々の両方の力が必要です。MAKE HAPPYでは、毎月定額で活動を応援できる「ハッピーサポーター」を募集しています。遠くの森や海、災害現場に行くことが難しくても、寄付という形で活動を支えることができ、支援の輪を広げる一員として参加できます。
個人ができる継続的な応援
ハッピーサポーターには、個人としての会員登録が可能です。特に、自然環境に関心がありながらも時間や体力の制約から現地活動に参加できない方にとって、月額での支援は無理なく続けられる選択肢になります。支援金は、植林のための苗木代や、海洋ごみの回収、災害時の物資提供などに役立てられています。継続的な応援が、活動の安定と広がりを支えています。
企業としてのCSR活動への一歩
法人会員としての参加も可能で、CSR(企業の社会的責任)の一環として持続可能な活動を後押しすることができます。特に中小企業の方で、「SDGsに取り組みたいが、何から始めたらよいかわからない」といった声も多く聞かれます。こうした企業がハッピーサポーターになることで、具体的な社会貢献につながり、従業員や顧客との信頼関係の構築にも貢献します。
参加のハードルを下げる仕組み
ハッピーサポーターの制度は、月額・年額のどちらでも選べる柔軟な仕組みになっています。また、支援するだけでなく、活動の報告を受け取ったり、イベントへの参加を通して、支援とつながりを実感できる点も特徴です。初めての方でも安心して参加できるように、情報発信や相談の機会も整えられています。自分にできる形で無理なく関われる仕組みが、支援の広がりにつながっています。
まとめ
持続可能な社会は、特別な人や大きな組織だけでつくるものではなく、私たち一人ひとりの日常の選択や、小さな行動の積み重ねによって形づくられていきます。家庭でのエネルギーの使い方、ごみの出し方、買い物の視点、そして遠くで活動する人々への支援。どれもが社会を支える力につながっています。
MAKE HAPPYでは、植林や間伐、災害復興支援、海洋清掃など、幅広い活動を通じて、自然と人がともに生きる社会づくりに取り組んでいます。こうした活動は、目に見えにくいところで地道に続けられており、長期的に見れば地域の安全や地球環境の保全に確かな効果をもたらしています。
「現地には行けないけれど、何か力になりたい」そんな思いを持つ方にとって、ハッピーサポーターというかたちは、無理なく関わりを持てる方法の一つです。定期的な支援を通じて、活動の継続と拡大を後押しし、未来の社会づくりに間接的ながらも確かな力を届けることができます。
私たちの暮らしが、遠くの誰かの力に支えられているように、私たちの支援もまた、誰かの力になれるかもしれません。少し立ち止まって、自分にできるかたちで参加してみませんか。
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