今、地球上では温暖化が進行し降雨量が減少するだけでなく、干ばつが続いたり、局地的な豪雨や豪雪、高温による災害など、気候変動が原因と考えられる現象を目の当たりにするようになりました。これからは、人々が競いあったり奪いあったりするのではなく、心を一つにして力を合わせる時だと思います。当部門では、「緑」と「希望」が溢れる地球を未来の子供達に届けるために、国境、年齢、性別、人種を超え、みんなで力を合わせ、地球に一本でも多くの木を増やす活動、一本でも多くの自然林を守る活動、そして、環境を意識して行動する人を増やす活動をしています。
植林プロジェクトでは、未来の子供たちに当たり前に雨が降る地球を残したいという想いと、人と人・人と地球・全てが繋がり一つになり、世界中の人たちと一緒に喜び、創造できるキッカケを作りたいという想いから植林活動をしています。
2005年に第1回中国内モンゴル植林ツアーを開催し、2008年には「WONDERFUL WORLD 植林FESTIVAL(以下ワンフェス)」と名付け、世界中に活動を広げました。これまでに、中国内モンゴルの沙漠を中心にブラジル・南アフリカ・和歌山・熊本・北海道・宮城などで、現地の方やツアー参加者さんと一緒に植林を行っています。
参加者:延べ3451名 植樹本数:552,849本 (2021年現在)
間伐プロジェクトは、2010年より活動をスタートしました。日本の森では、本来の森の役割が弱っていき災害の温床になっています。人の手によって植えられたスギやヒノキなどの人工林は、野菜畑のように適度に間引きをするなどの手入れが必要ですが、産業や人手の不足が原因となり手入れが全く追いついていません。
現在、国土の1/4にあたる1000万haが弱った森とも言われるなか、林業従事者は減る一方(※1)で、国産檜の素材価格は1/4まで下落(※2)し、林業の主な収入源である”樹木の伐倒”により生計を立てるということがむずかしくなっています。1000万haという人工林の広さを考えると、林業家だけでなく、私たち一般人も加わり森の整備をする必要があると感じ、”暮らしの中での林業”という新たなスタイルを広めています。その一つとして私たちは、子供から大人まで参加出来る「きらめ樹間伐」という皮を剥くことで間伐をする方法を実践しています。
※1:1980年14.6万人→2015年4.5万人 総務省「国税調査」
※2:1980年76,400円→2018年18,400円 林野庁「令和2年度 森林・林業白書」
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森は地球をハグしてる
木がはえる 根がはえる
森がうまれる 根がひろがる
ここでも あそこでも 木がはえる 根がはえる
森がうまれる 根がひろがる
世界中に木を植えたら
きっと森は 根っこで 地球を ハグしてる
この地球には、六万を超えるいろんな木があります。
50mを超える高い木や、樹齢数百年の太い木
それぞれに咲かせる花の色も違えば、
つける実も異なる。
そんな木々は、根っこを大地に深く伸ばし
すべて地球とつながってる。
木は『”地球”を”ひとつ”に繋がっている』のです。
ワンフェスでは、世界中のいろんな国の人たちと
木を植えること、森を元気にすることで
笑い楽しみながら
ココロも “地球とひとつ” に
していきたいと思っています。
10年後、100年後、1000年後も
『生きることのすぐ隣に森がある』
津波が来ても森が和らげて
いのちを守ってくれたり
“かつてここは沙漠って呼ばれてたんだ” って
内モンゴルの人が話していたり
季節の果実を南アフリカの人たちが
美味しそうにほおばっていたり
世界のいたる所で
子供が走り回る姿を、木陰で大人が眺めている
ワンフェスリーダー / かごしマン
地球に緑と笑顔を増やす活動に、いつも応援いただき、誠にありがとうございます。
植林・間伐プロジェクト『Wonderful World 植林 Festival』(以下ワンフェス)でリーダーをしております。 かごしマン こと 谷口たもつ と申します。 22歳の時、地球の現状を知り「地球の為になにかしたいなぁ」と思い、当時から地球に「緑」と「笑顔」を増やす活動を行っていたワンフェスに入りました。
ワンフェスは、2005年に植林を始めてから活動を継続しています。これまで国内を始め、国外は南アフリカ・ブラジル・中国内モンゴルなど、世界中の人たちと笑い楽しみながら植林を続けてきました。
また、日本国内は森が荒れていて、森に光を入れる “間伐” が必要だと知ったのが、2010年。それ以降は、森を知り森を楽しみながら、森の手入れをする間伐ツアーも行なってきました。また、震災直後からは、東北で森の堤防をつくる為にその土地の種を拾い、植林のための苗木を育てています。
これらの植林・間伐ツアーでは、述べ 3920名の参加者の方々と、529,256本の緑を増やし、800本の間伐をすることができました。
これはひとえに、みなさまの応援のおかげでございます。マンスリーサポーターのみなさま / マイツリーでご支援いただいたみなさま / 植林・間伐ツアーへ参加くださったみなさま / “一円募金” にご協力くださったみなさま / グッズをご購入いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
『微力は無力じゃない』
一人ひとりの力が合わされば、小さい緑も、大きな森になるということを、今年もさらに多くの方々に体感してもらいたい。そして、世界中の人たちと一緒に動くという楽しみに出逢っていただきたい!
現在は、これまで開催してきた中国内モンゴル植林ツアー、東北植林ツアー、森の間伐活動の他、新たに2020年開催予定の、南アフリカ植林の視察ツアーや、モンゴル国の植林に向けての準備を進めています。ワンフェスの植林は、世界中の人たちと国や人種や立場を超え、笑い楽しみながら地球に緑を増やす活動です。この活動を通じてワンダフルな世界を創造していきます!! これからも、希望の物語を一緒に創っていきましょう〜♪