震災から8ヶ月たった2011年10月。
世界で一番、樹を植えている日本人、横浜大学名誉教授 宮脇昭先生が画期的な防潮堤を発表しました。 それは、津波から命と財産を守る「森の防潮堤」でした。
福島から青森まで、南北300kmにわたり沿岸部に植林をする。それにより、津波からの被害を防ぐ。そんな防潮堤作り。
震災直後から宮城県石巻に入り、め組JAPANとして災害復旧をしてきた中で、多くの体験をお聞きしました。 その中でもお母さんが話してくれた事が印象に残っています。
「津波が来たとき、車を走らせ山に逃げたんだよ。下を見ると車がパッシングして窓ガラスをたたいている人たち何台も何台も流されていった。何回も何回も津波は来たけど、ただ見ていることしか出来なかった」 お母さんは無力さのあまり悔し涙を流していました。
この森の防潮堤はそんな悲しみを減らせる!
100年後、1000年後 もし津波が来たときに
この街の未来の子供たちと財産を守れるのです。