森を散髪(間伐)して、森の住人(動物達)も大喜び~2011年までの国内間伐~ – MAKE HAPPY
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森を散髪(間伐)して、森の住人(動物達)も大喜び~2011年までの国内間伐~

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最新ツアーのご紹介!!
ワンフェス再始動一発目は
5/26~27 Let’s きらめ樹 in 静岡
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詳しくはこちらから

http://www.wonderful-world-syokurin.org/wecan/?p=9188


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ワンフェスでは、2010年から国内の森の手入れを行っております。
今までで、5回の間伐ツアーを通じて282名の参加者と599本の間伐と、切り出しを行いました。


 日本は国土の66%が森林。 その7割の森の手入れが必要という事を知りました。 
一歩森に入ると暗く命の音が聞こえない森に出逢い。 自分が感じていた緑豊な日本とはかけ離れていました。
 まずは、皆さんに知ってもらいたい、そして森に入ってもらいたいとツアーを開催いたしました。 
そこで、感じたことや体験したことで日常に帰ってからも、森を感じ、木と触れていただける。キッカケになればうれしいです。 また、動く人たちが繋がっていけるように、来年度もワンフェスは笑顔と緑を増やす活動に取り組んでいきます。
 来年度も変わらぬご声援をよろしくお願いします。
下記は日本の森の現状と間伐について、書かせていただきました。 ご参考まで・・・。


【間伐とは】
 間伐(散髪)とは、森に光が入るように、密集してしまった人工林を間引きすること。そうして光をいれる事で、地面には草花が育ち、鳥や動物たちも帰ってきます。残した木々は大きく根をはることができ、立派な価値のある木に育ち、森はゆっくりと蘇ってきます。 しかし、間伐をしても出材にコストや労力がかかり、結果的には間伐をすることが赤字になることから、放置され続けている森がほとんど、というのが日本の森の現状です。

【なぜ間伐が必要なのか】
 戦後の日本では、政策(拡大造林)により、雑木林をどんどん木材に適した杉、ヒノキに植え替えていきました。しかし、その後、コストの安い外国の木材をみんなが使うようになって、森は放置されてしまいました。手入れされなかった森の木々は、びっしり並んで暗く、草花も育たず動物も鳥も来ない死の森になったのです。そんな土砂災害の心配もある荒れた森は国土の4割にもなっています。しかし、私達、日本人は海の向こうの原生林を今日も切り倒し輸入し続けています。間伐をして、価値ある木材を生み出し、使用すること。いわば、木材を『国内で自給すること』は世界の森を守ることにもつながります。

【『きらめ樹』とは】
 木の皮をむいて、ゆっくり立ち枯れさせ、1・2年後乾燥した状態で間伐する手法を『きらめ樹』と呼んでいます。
『きらめ樹』は女性や子供達でも簡単にできる画期的な間伐手法です。

【『きらめ樹』をすると森はどうなるのか】
 皮をむかれた木はやがてゆっくりと葉を落として、その隙間から森に光が入ると、私たちが何もしなくても、徐々に鮮やかな緑の大地が蘇ってきます。無数の草花が芽生え、移り変わり。大地にふわふわの土壌を作ります。そのスポンジのような土が雨を貯め込み、おいしい水を育む。 豊かな土壌は、残った杉、ヒノキを太く、価値ある木材へと育ててくれて「きらめ樹材」として、町で活用されます。 私たちの命をさかのぼれば、海から川または田畑・川から森とすべてが循環しています。 そして国産材に触れることで森を守ることにも繋がります。

       手付かずの森                きらめ樹後の森                  5年後の森
  


 これまでワンフェスの間伐ツアーでは、NPO 法人「森の蘇り」の指導のもと、日本の森、世界の森の現状と間伐の基礎を学び、実際に森に入ってきらめ樹間伐を実践してきました。きらめ樹間伐は、チェーンソーや重機を使わず、ノコギリだけで楽しく間伐することができるため、子どもからおじいさん、おばあさんまで、幅広い年齢の方々に参加して頂き、たくさんの子どもたちの笑い声が森の中に響きました。
また、間伐ツアーは植林ツアー同様、様々なゲストと交流することができます。全てのツアーで、「音楽で世界を平和にしたい」、「笑顔を増やしたい」と活動しているミュージシャンのライブを行い、愛のある歌声で参加者同士の心の距離を近づけ、感動や安らぎを与えてくれました。他にも、自然と共に生きていくことの大切さやすべを学ぶトークライブを行ったり、森の中で自然と一体になるヒーリングやヨガを行ったりして、自分たちが自然の一部であることを実感してもらいました。
最後には参加者、ゲスト、スタッフを交えての感想会を行い、お互いの想いを共有して家族のような深い絆で繋がる仲間となって、ツアーを終えます。参加者の中には、ツアー後も連絡を取り合って地方ごとに集って交流したり、地元の森の手入れを始めたり、自分の夢に向かって動き出したりするなど、ツアーをきっかけにして一歩を踏み出した人もたくさん生まれました。


『第一回、森を散髪(間伐)して、森の住人(動物達)も大喜び合宿in富士周辺』

  

【ツアー期間】2010年4月16日(金)〜18日(日) 2泊3日        【間伐地】山梨県南巨摩郡南部町

『第二回、森を散髪(間伐)して、森の住人(動物達)も大喜びキャンプ〜Let`s きらめ樹in熊本』

  

【ツアー期間】2010年5月15日(土)〜17日(月) 2泊3日 【間伐地】熊本県上益城郡山都町


『第三回、森を散髪(間伐)して、森の住人(動物達)も大喜びキャンプ〜Let`s きらめ樹in富士周辺』

     

【ツアー期間】2010年6月11日(金)〜13日(日) 2泊3日 【間伐地】山梨県南巨摩郡南部町


『第四回、森を散髪(間伐)して、森の住人(動物達)も大喜び合宿〜Let`s きらめ樹in奈良』

 

【ツアー期間】2010年7月9日〜11日 2泊3日    【間伐地】奈良県桜井市萱森


『静岡間伐×カンボジアの天使が舞い降りるJAPAN TOUR vol.4』(2010年8月)

  

【ツアー期間】2010年8月26日(金)〜28日(土) 2泊3日   【間伐地】静岡県静岡市清水区大網

 

現在の間伐地の状況


○富士間伐(2010年4月・6月開催)
・山主さんの意向で昨年末から、地元の方と切り出し作業を開始しています。
・90%以上の切り出しが完了し、地元の公園の柵に一部利用しています。
・残りは、ガードレールやログハウスに使用予定、また、細かい木材は燃料にする予定です。

2010年4月

 

2012年1月

  

○熊本間伐(2010年5月)
・山主さん自ら、切り出しを行っております。
・今までで、20本ぐらいの切り出しを行い、小屋作りに使用しています。

○奈良間伐(2010年7月開催)
・定期的に間伐のワークショップを開催しています。
・ヒノキのところは葉が落ち光が入り始め、杉は水分が抜けにくくもう少し時間がかかりそうです。
・山主さんが切り出したヒノキで、木工して販売しています。

2010年7月                     2012年1月
      

                     
○静岡間伐(2010年8月開催)
・順調に水分が抜けてきています。 森にも光が戻り、森全体が元気のようです。
・間伐地に向かう途中の山では、昨年の台風の影響で山が崩れていましたが、ツアー中あんなに落石に注意していていた間伐地は、一箇所も崩れているところはありませんでした。
・今後、静岡の地元の方々が、年内に切り出しを始める予定です。

2010年8月                 2012年1月

  

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