6月 1stペンギンストーリー 勇敢な少年のお話 – MAKE HAPPY
1stペンギン

6月 1stペンギンストーリー 勇敢な少年のお話

 

【自分の気持ちを言葉にした1stペンギン🐧ニュースクールに通う ある少年とのお話]

こんにちは!自称1stペンギンゼネラルマネジャーのやわらです🐧

先日、東京にあるニュースクールで1stペンギンお話会がありました。

子どもたちは小学生から、中学生まで。
あちこちで、和気藹々と過ごしていてフリースクールを10年運営していた私はとっても懐かしく嬉しい気持ちでした。

どの子も個性を大切にし合っていて、目が活き活きしていました⭐︎
さっちゃんとサマーをはじめとした、スタッフのみなさんのあり方が
子どもたちをこんなに活き活きさせているのだと感じます。

お話会が始まる前に、さっちゃんから
「震災で関わりがあった子がいて、大丈夫かな?と思っています」…とその子に寄り添った話がありました。

お話会は子どもたちが活発に質問答えたり、感想をくれたりしたのであっという間に1時間が過ぎました。

最後の交流会で、一人ずつがそれぞれの感想をくれました。
小学校低学年の子でも自分の心を言葉にします。とってもとっても素敵です。

時間になったので、もっと話したい人がいればここに集まってね。となり解散しました。

そしたら私たちの周りに、スタッフさんが2人と子どもが2人座ってくれました。
その子の1人が、実はさっちゃんが冒頭に心を寄せていた子でした。

色々話す中でその子が、涙を浮かべて話をしてくれました。

「僕は友達を失ったんです。僕はこれからどうやって生きていけばいいのだろう。そして僕がその子の分も生きて・・・いいんですか?」と

今でも涙があふれます。
小さな胸にずっとずっと言えなかった思いを抱えていたのかと思うと、胸がぎゅっとなります。

それと同時にここに座ってくれたこと、勇気を出してそれを言葉にしてくれたことにありがとうが溢れます。

一緒に涙を流しながら、かごしマンはその子の目を真っ直ぐに見て話をしました。

「よく話してくれたね。僕は近い人を〇〇みたいに実際は亡くしたことがない。だけど亡くした人の話をたくさんたくさん聞いてきた。
人は2回死ぬと言われているんだ。 1回目は肉体を失った時。そして2回目はその存在を忘れられた時。
だからこうやって口にして、涙を流してくれることをきっとうれしいと思っていると思うんだ。そして〇〇の中には、その友達が生き続けている。だから困ったり悩んだりしたら、心の中の友達に問いかけるといい。お前ならどうする?俺はこう思うんだ!って。その友達の分も生きてくれたら、きっと友達は喜んでいると思うんだ。
東日本大震災で支援に入った時にたくさん聞いたことがある。朝、行ってきます!と聞いた言葉が最後だったと。行ってらっしゃい!も言えなかったことを後悔している。と
僕は大切な人を亡くした人からたった一つ。これを学んだ。目の前の大切な人に大切だと伝えよう。大切に思っているよと心を込めてハグをしよう。そして愛していることを伝えようって。
話してくれてありがとな」

こんな話をしてくれていました。

少年は涙を流しながら、何度もうなずいて聞いていました。

「話をしてくれてありがとう。」

そう言って少年はその場から離れていきました。

これから、友達の命も一緒に行きていくであろう、この子がどんな道を歩んでいくのか、遠くから見守っていきたい。
本当に出会ってくれてありがとう。

たった1人でも誰かの生きるきっかけになれるなら。私たちはどこにでも行きます。
そして想いを込めて伝えていきます。

出会ってくれてありがとう!

ニュースクールに通う子どもたちと、いろんなことができる未来がまた一つ見えました。
全ての人が可能性の塊です。

長文読んでくださりありがとうございました。

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