2009年から始まった、新しい植林地の内モンゴル『ウランブハ沙漠』への植林ですが、今その沙漠に『森の赤ちゃん』が誕生していますので、紹介します♪
まず、これは2009年4月の植林中の様子です。
この棒のようなものが、ポプラの苗です。
枝葉を落としているのは、水分や養分がしっかり幹に行き渡るためです。
沙漠で生きる智恵ですね。
春だけど、砂が太陽の光を反射するため、みんなで沙漠焼けをしながら木を植えました♪
1年後の2010年4月、僕たちはみんなで植えたポプラの苗木に再会をしました♪
残念ながら500本植えたポプラの苗の内、根付かずに死んでしまっていた苗木も多くいました。
新しい植林地のため、前例や実績がなく、そして沙漠によっても地質がまったく違うため、
『この木がこの土地で育っていけるかどうか』は実際に植えてみて実践してみなければ分かりません。
そして、苗木の種類によってもそれぞれに生命力の差があるため、自然淘汰されてしまう苗木も、やはりあります。
しかし、逞しく生き残った苗は、こうしてしっかりと大地に根付こうとがんばっていました。
そしてその半年後の2010年9月にまたツアーで、ポプラの苗木ちゃんたちに再会をしてきました。
僕たちは嬉しくて感動しました!!
それがこれです!!
大きい子では3メートル近くまで葉を伸ばしていました♪
一度『砂』になってしまった土地が『土』に戻るのは20〜30年掛かると言われています。
バヤンムレンの沙漠にも、たくさんの乾きが広がっています。
しかし、これからこの子たちが成長して葉を落とし、それを微生物が分解することで大地に栄養が増え、そこに蟻などの小さな命が帰ってきて、命の循環と、どんどん沙漠が生命を育める『土』に蘇って行くと思います。
森の物語は始まったばかりです♪
沙漠では特に夏場は陽射しが強く、木陰がないため植林中に休める場所がありません。
これから、みんなで植えた木が順調に育ってくれれば、近いうちに木陰でお昼寝ができる日も近いと思います♪
それが小さな夢だったりします。
宇宙の子☆マサ
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